八千代日記

新米飼育者のコーンスネーク飼育日記です。

【pmS:1】はじめての食事 ~ピンクマウス解凍、給餌~

 というわけであらすじは書いたは良いが今日の記録も残さねば。

 

 10月15日

 朝起きたら水入れの奥にちいさくなっていました。今日も可愛い。

 と、いう事はケージ内のヒーターの上部分はそこまで暑くないって事なのかな。何をやっても不安になるのは仕方ないとは言え、やはり怖いもの。逆にヒーターの無いトコに居たら居たで寒いのかしら!ってなっちゃうだろうし…、続くようなら考える事にしましょう。

 

 そんな私は今日もお仕事なので朝から出社したワケですが、一人暮らし歴2か月の私はケージを覗き「行ってくるね」と初めての挨拶。

 なんだこれ恥ずかしいな、とニヤけながら出社するという酷い有様。

 

 

 そして夕方18時過ぎに帰宅。

 思い返せば「ただいま」も初めて言った気がするなあ。友人きてた時言った記憶もありますが、家族に言うってのはまた別カウントだと思うのです。

 

 そんなうちのお留守番してた八千代ちゃんはケージの左側のヒーターの無いトコにながーく寝そべっておりました。朝の予想はなんだったんでしょう。

 温度計の位置が間違っている可能性もあるけど…27度でだいたいキープ出来てると思ってはいましたがひょっとしたら設置場所はもっと床に着けるべきなのでしょうか。

 

 で、ですよ。

 迎えた経緯や準備なんかを書く前に言うのもアレですが、今日はお迎え2日目です。購入したお店の方にはこう言われておりました。

 

「最後に食べたのが10月10日ピンクマウスS1匹ですね、おうちに入れて1日環境に慣れるのを待ってから餌をあげるのが丁度いいかと思います」

 

 たった1日で環境に慣れたかは不安なところですが、調べていた知識では子供の内は3~4日に一度餌を与える、とありました。

 10月10日に餌を食べて、後に説明しますが長旅を経て10月14日にお迎えした八千代ちゃん。水さえあればベビーだろうが2週間は生きると言われているわけですが、4日食べて無ければ流石に可哀そうにもなってくるもの。

 

 しかしながら蛇、しかも特に子供の頃はこれが一番重要なトコでもあるのです。

 それは「拒食」。

 

 いわゆる餌を食べない状態ですが、これは体調もそうですし餌の解凍具合、環境の急激な変化、ストレス、とにかく色々な原因があるみたいです。

 私もお迎えするまで色々なブログ等見てましたが、割と高頻度で目にする上に、非常に恐れていた単語が「拒食」でした。

 なぜなら大抵の場合「拒食」ときたら「強制」「吐き戻し」というもう見るからにヤバい単語がバンバン出てくるので、うちの子は元気に食べてくれますようにと祈る事しか出来ないでいました。

 

 名古屋からの移動中にストレスを感じたんじゃないか、迎えた日は寒かったから体調を崩したのではなかろうか、そもそも初心者の私が作ったケージの居心地が悪いのでは無いだろうか、心配は尽きません。

 

 しかし悩んでいても仕方ありませんし、迎えた以上は八千代ちゃんは私から餌を貰わなければ生きていけないのは明らかです。

 

 というわけで悩みながらも、まずはピンクマウスを1匹解凍します。

 私のやったやり方は

 

1.タッパーにお湯を張り温度計を入れ、お湯を入れたり水を入れたりで60度にする

2.ピンクマウスをそのままドボンで10分見る

3.触ってみて(正直ここが一番抵抗あった)多分溶けたかな?

4.不安なので30度まで冷めてきたお湯をもう一度50度くらいにして3分待つ

5.ほんのり暖かいし、冷たさはまるで感じないので完成…?でいいの…?

6.水分をキッチンペーパーで拭き取る

 

な、感じでした。

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 さあここからです。

 

 おそるおそるピンセット(ステンレス製1980円)で解凍したピンクマウスを摘み、4つ折りくらいになってる八千代ちゃんに食べてくれと祈りながらそーっと近付けて

 

 とたん八千代ちゃんが跳ねました。

 

 跳ねたように見えた私は情けない事に、びっくりしてピンクマウスを落としてしまいました。あとで映像を見返してみますと跳ねたというか完全に噛み付いてたっぽいです。

 とはいえ愛娘のあまりの野生っぷりに驚いた私は一息待ってから床材の上に落ちたピンクマウスをピンセットで拾い上げ、着いてしまった木片を取り除き、またしてもそーっと頭から顔に近付けていきました。

 

 そこからはなんといいますか、これでも動画で色々見てたんですよね。大体がピンセットで顔の前に持っていくと舌を出してパクっと噛み付いて、クックッと奥に押し込んでいくみたいなイメージだったと記憶していました。

 が、うちの八千代ちゃんはなんかもうピンクマウスの頭を押さえて躍動感溢れる速度でグルングルン巻き付き、しばし良い具合になるまで立ち位置を調整してからゆっくりゆっくり飲み込んでいきました。

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 主人が呆気に取られている間にも飲み込み続け、約6分かけてようやく八千代ちゃんの口はしっかり閉じたのでした。

 

 録画のスイッチをオフにして、そこでようやく一つの山を越えた実感が沸きました。

 ともあれ第一関門突破です。目出度い事なのです。

 気のせいだとは思いますが、餌をあげてから臆病さが無くなり、ちょっとこちらに対して警戒を解いてくれた様に見えます。

 

 はじめてで慌てっぱなしではありましたが、次はしっかり落ち着いて給餌してあげたいものです。