お迎えまでの準備の事
お晩です、八千代ちゃんを迎えてから初めての出張(とはいえ1泊2日)行ってました。
やたら床材をどかしてケースの下地が見えるようになってましたが、1日おいて見る八千代ちゃんは殊更可愛いのです。
18時帰宅後、前回の給餌から中3日空いたので例の如く解凍→ぷにぷに→ピンセットでスムーズに給餌。
…とはいかなかったんですよね、思うにピンセットが使いづらいというか、多分ピンクマウスをどの程度まで掴んで良いのか加減がわかってないからだとは思います。
次の給餌は1匹潰す覚悟でぐっと掴んでみる事にします。
今回は噛み付いたあとに足から食べてたのがちょっと気になったかな、頭から食べさせる癖を付けておかないとサイズアップの時に苦戦するとかしないとか。
糞についても黒いの1個確認、乾いていたので液状だったかはわかりませんが、染みも無いので多分良好なモノだったと思います。
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と、いう事で最早お迎えから今日で5日となりました。
給餌と糞とまず安定してきた気がしますので、飼育環境を整えるまでにした事を今更ながらまとめておこうかなと思います。
蛇を飼うにあたり一連の流れで一番大事な事は、温度管理でも湿度管理でも餌の供給でも無く、まずは同居人及び大家(オーナー)への連絡と承諾なのかと思います。
5日間一緒に住んでみて、事前情報通りこっそり飼えば絶対にバレない自信がある程度には鳴かず動かず臭わずというステルスっぷり。実際購入した店舗のスタッフでさえも正直ペット不可で内緒で飼ってる方は知ってますとの事でした。
ですが万が一は起こりうるのですよね。
いくら八千代ちゃんが愛くるしく天使の如き麗しさだったとしても、脱走した瞬間に「飼育環境から脱走した蛇」という見られ方をしてしまいます。
なのでペット不可の物件に住んでいる私は正直に大家さんに打診しました。
結果まあ他の人に迷惑かからないなら、という事でオッケーを貰えたのは幸運でもありました。
そして同居人ですが、私は独り身なのですが実家に住んでいる時は猫を飼ってたり、父が冷凍庫開けてネズミが居たら多分倒れるレベルのネズミ嫌いだったりで現実的に難しいので諦めておりました。
晴れて一人暮らしを初めて、ようやくってトコですね。
さて、これでようやくスタートラインです。
次はもちろん生体を衝動買いするわけにもいかないので、自宅に飼育環境を整えるのですが、この段階から爬虫類専門店のスタッフさんにほぼ教えて貰いながら揃えました。
結論から言うと仙台市にある爬虫類倶楽部さんで
に、パネルヒーターがセットになった物を購入したのですが、コーンスネークやカリフォルニアキングスネーク等のナミヘビの飼育において必要なモノは意外に少なく、
・ケース(アクリル、プラスチック、虫かご、水槽等)
・水入れ(100均でタッパー買って穴開けても事足りる)
・床材(新聞紙、ペットシーツ、木材系)
・温度計(デジタルだろうがアナログだろうが)
・保温機(敷くタイプのパネルヒーター、天井部に着けるヒーター等)
くらいのものなのです。
一つ心配だったのが、ネット上で見るコーンスネークの飼育はもちろんその筆者の飼育してる地方に違いがありますので、東北地方だとそら九州とか関西よりも大変なのでは無いかという点がありました。
これについてはスタッフの方に伺った所、パネヒのみでほぼ大丈夫ですが絶対では無いです、みたいなニュアンスの事を言われております。
もしこれからくる冬にケース内の温度が25度~30度に保てないのであれば24時間エアコン稼働すら辞さない覚悟で飼育すべきであると考えてます。
あとは飼育ケースからの脱走についてですが、蛇は思いのほか力が強く、多少の重しや虫かごのフタ程度では簡単に脱走してしまうと聞いております。
セットのアクリルケースはマグネット式のスライド型なのでほぼ大丈夫という話ですが、念のためスライドする側を壁にぴったり付けて飼育しております。
そして置く場所ですが、パネルヒーターは基本的に最大45℃前後なので本棚の一角を使ってもいいでしょうかとスタッフさんに伺いましたら、むしろ保温もできるしメタルラックの様な外気にさらされる場所より良いのでは、との回答。
と、いうわけで飼育前にセッティングし、どの程度の温度を保てるかテストしてるか像がこちらになります。
この画像をお世話になっているスタッフさんに見せ、ヒーターの温度は25~28℃間である程度調整できそうですと伝えまして、ならオッケーですね!と太鼓判貰った所でようやくお迎えの体制が整ったと言えます。
実は八千代ちゃんがこのケースに降臨されるまでにここから10日以上かかるのですが、それはまた別のお話。
はじめての排泄 ~糞の事~
お晩です、明日(水曜)が休みなのでゲーセンに行ってたらこんな時間よ。
10月16日
朝から特に問題は無く、いつも通りの天使っぷり。
恐れていた吐き戻しもどうやら無く、しっかりおなかに納めておりました。
しかしながら少々不安なのは糞の事。
10月14日の夜お迎えしたのですが、実際に購入した小さなケースには糞があったと記憶しています。
ふるさと名古屋のお店で移動用ケースに入れられ、仙台のお店に到着し、販売されるまでの間に少なくとも1度は排泄をしているという事になりますが、おおむねコーンスネークの子供は2~3日の間に食べた分を排泄するとあります。
10月10日にピンクマウスSを食べているとしたら、移動用ケースについていたモノはその分の糞なのはほぼ確定だと思っていたのですが、下腹部…?というか後ろの方に黒いモノが透けて見えていたんですよね。
で、今日の21時には無かったはずの糞が、帰宅した24時にはあったと。
10日に食べたモノが16日に出るというのも不思議ですし、逆に24時間前に食べたモノが出ている、というのも考えにくいのです。
推測されるのは以下のパターンですが、色々調べてみると興味深い事が書いてありました。
・10日に名古屋で食べたモノが6日後出てきた
・15日に我が家で食べたモノが1日後出てきた
・実は12~13日の間に食べてた
の三パターンかな、と思っていましたら、
・10日に名古屋で食べたモノが「分割」で出てきた new!!
という可能性があるそう。
糞が出たら次の日に餌をあげる、と書いてあるサイトもありますし、分割で排泄するので4,5日間隔を基準に餌をあげる、と書いてある所も。
よくわかんねえなこれ。
多分15日の夜にあげたから19日の夜に給餌、であってるとは思います。
ともあれ糞というのは蛇の飼育にとって大変重要なモノ、というのはほぼ共通認識で皆さん持っている様に見て取れました。
今回は黒い糞に白い尿酸、という至って健全な糞でしたのでまずは安心。
これが水っぽい下痢だったり、尿酸が緑色だったり、ゼリー状のモノが出ると危険だというイメージでしょうか。
あと床材をウッドシェイブ(木屑?木を削ったもの?)にしているのですが、たまにそれが黒い箇所があり、例えば水入れの下等に排泄されると見つけるのが困難だった点も気を付けなきゃ駄目っぽいです。
探り探りの共同生活ですが、今のところは大きなトラブルも無しにうまくやってます。
【pmS:1】はじめての食事 ~ピンクマウス解凍、給餌~
というわけであらすじは書いたは良いが今日の記録も残さねば。
10月15日
朝起きたら水入れの奥にちいさくなっていました。今日も可愛い。
と、いう事はケージ内のヒーターの上部分はそこまで暑くないって事なのかな。何をやっても不安になるのは仕方ないとは言え、やはり怖いもの。逆にヒーターの無いトコに居たら居たで寒いのかしら!ってなっちゃうだろうし…、続くようなら考える事にしましょう。
そんな私は今日もお仕事なので朝から出社したワケですが、一人暮らし歴2か月の私はケージを覗き「行ってくるね」と初めての挨拶。
なんだこれ恥ずかしいな、とニヤけながら出社するという酷い有様。
そして夕方18時過ぎに帰宅。
思い返せば「ただいま」も初めて言った気がするなあ。友人きてた時言った記憶もありますが、家族に言うってのはまた別カウントだと思うのです。
そんなうちのお留守番してた八千代ちゃんはケージの左側のヒーターの無いトコにながーく寝そべっておりました。朝の予想はなんだったんでしょう。
温度計の位置が間違っている可能性もあるけど…27度でだいたいキープ出来てると思ってはいましたがひょっとしたら設置場所はもっと床に着けるべきなのでしょうか。
で、ですよ。
迎えた経緯や準備なんかを書く前に言うのもアレですが、今日はお迎え2日目です。購入したお店の方にはこう言われておりました。
「最後に食べたのが10月10日ピンクマウスS1匹ですね、おうちに入れて1日環境に慣れるのを待ってから餌をあげるのが丁度いいかと思います」
たった1日で環境に慣れたかは不安なところですが、調べていた知識では子供の内は3~4日に一度餌を与える、とありました。
10月10日に餌を食べて、後に説明しますが長旅を経て10月14日にお迎えした八千代ちゃん。水さえあればベビーだろうが2週間は生きると言われているわけですが、4日食べて無ければ流石に可哀そうにもなってくるもの。
しかしながら蛇、しかも特に子供の頃はこれが一番重要なトコでもあるのです。
それは「拒食」。
いわゆる餌を食べない状態ですが、これは体調もそうですし餌の解凍具合、環境の急激な変化、ストレス、とにかく色々な原因があるみたいです。
私もお迎えするまで色々なブログ等見てましたが、割と高頻度で目にする上に、非常に恐れていた単語が「拒食」でした。
なぜなら大抵の場合「拒食」ときたら「強制」「吐き戻し」というもう見るからにヤバい単語がバンバン出てくるので、うちの子は元気に食べてくれますようにと祈る事しか出来ないでいました。
名古屋からの移動中にストレスを感じたんじゃないか、迎えた日は寒かったから体調を崩したのではなかろうか、そもそも初心者の私が作ったケージの居心地が悪いのでは無いだろうか、心配は尽きません。
しかし悩んでいても仕方ありませんし、迎えた以上は八千代ちゃんは私から餌を貰わなければ生きていけないのは明らかです。
というわけで悩みながらも、まずはピンクマウスを1匹解凍します。
私のやったやり方は
1.タッパーにお湯を張り温度計を入れ、お湯を入れたり水を入れたりで60度にする
2.ピンクマウスをそのままドボンで10分見る
3.触ってみて(正直ここが一番抵抗あった)多分溶けたかな?
4.不安なので30度まで冷めてきたお湯をもう一度50度くらいにして3分待つ
5.ほんのり暖かいし、冷たさはまるで感じないので完成…?でいいの…?
6.水分をキッチンペーパーで拭き取る
な、感じでした。
さあここからです。
おそるおそるピンセット(ステンレス製1980円)で解凍したピンクマウスを摘み、4つ折りくらいになってる八千代ちゃんに食べてくれと祈りながらそーっと近付けて
とたん八千代ちゃんが跳ねました。
跳ねたように見えた私は情けない事に、びっくりしてピンクマウスを落としてしまいました。あとで映像を見返してみますと跳ねたというか完全に噛み付いてたっぽいです。
とはいえ愛娘のあまりの野生っぷりに驚いた私は一息待ってから床材の上に落ちたピンクマウスをピンセットで拾い上げ、着いてしまった木片を取り除き、またしてもそーっと頭から顔に近付けていきました。
そこからはなんといいますか、これでも動画で色々見てたんですよね。大体がピンセットで顔の前に持っていくと舌を出してパクっと噛み付いて、クックッと奥に押し込んでいくみたいなイメージだったと記憶していました。
が、うちの八千代ちゃんはなんかもうピンクマウスの頭を押さえて躍動感溢れる速度でグルングルン巻き付き、しばし良い具合になるまで立ち位置を調整してからゆっくりゆっくり飲み込んでいきました。
主人が呆気に取られている間にも飲み込み続け、約6分かけてようやく八千代ちゃんの口はしっかり閉じたのでした。
録画のスイッチをオフにして、そこでようやく一つの山を越えた実感が沸きました。
ともあれ第一関門突破です。目出度い事なのです。
気のせいだとは思いますが、餌をあげてから臆病さが無くなり、ちょっとこちらに対して警戒を解いてくれた様に見えます。
はじめてで慌てっぱなしではありましたが、次はしっかり落ち着いて給餌してあげたいものです。
あらすじ ~このブログのこと~
さて、昨晩初のコーンスネークを迎え興奮冷めやらぬ私であります。
私自身初めての飼育でもありますので、育成日記というか餌や体調管理等をまとめておけば後々役に立つのでは無いかと。
このブログがこれから蛇を飼う皆様の礎となりますように、なんて大きな事は言いませんし基本的に初心者が初心者丸出しで飼育をする、ともすれば慣れた方々にはイライラさせてしまう事もあるかもしれません。
なので基本的にはひっそり日記として書いていくつもりでもあります。
飼育者は私、叉影(さかげ)。
そして私の新しい家族、コーンスネークの八千代ちゃんであります。
可愛すぎか。
2日目にしてすでに親バカっぷりを発揮してはおりますが、猫可愛がりするだけでは駄目なのが爬虫類の辛い所。
そも犬猫ウサギ等哺乳類や熱帯魚やメダカの魚類の飼育経験ありますが、爬虫類はカエルやトカゲ含めて初めての事です。
このブログでは日々の事に加えて八千代ちゃんの成長記録(というか主に餌と糞の記録)を書き記すべく始めたいと思います。